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保育社 理科

NO.12
池や川の生物 昭和32年6月10日発行
清水 勝 (
画) 

 これはカラーブックスではなく、「保育社のポケット図鑑」シリーズ。小学生向けの理科図鑑です。写 真は無く、すべてイラストで描いてある。家のそばの小川や池で採集できる生物を集めているわりには、スッポンとかまで載っている。さらに、ホルマリン漬けの作り方まで解説。子どもがホルマリン標本づくりにはまってしまったお母さん、大変だろうなあ。昭和30年代、東京にもまだ小川が流れていたのだ。

NO.21
こけの世界 昭和49年11月1日発行
長田武正 著

 保育社シリーズを集めるきっかけになった本。もうどこで買ったのかも忘れてしまった。苔に興味を抱き、苔とギャルが戯れている絵がティッシュ容器に畳まれて入っている「苔ティッシュ」を制作した。東大の5月祭に出品した「苔ティッシュポストカード」は全然売れなかった。そんなことをしているうちに、この本は保育社カラーブックスというものであること、鳥海書房の存在などを教えてくれたK氏。感謝です。(保育社カラー自然ガイド)

NO.444
ねこ 昭和53年10月5日発行
廣田靜子・山崎哲 共著

 猫好きとしては、はずせません。以前、裏原宿を歩いていると、和カフェの前に小型犬が繋がれていました。 やけにハアハアしているなあと思ったら、
不釣り合いに巨大な性器を奮い立たせており、驚愕して犬嫌いに。新宿のファーストキッチンで露出狂を見てしまったときより嫌な気分になりました。 ちなみに飼い猫は雌です。 カラーブックスらしく写真多用で猫好きは大満足間違いなしです。注目すべきは女性の方の著者、最後のページに「<好きなもの>小さな花々、小鳥、猫、お菓子、キース・ジャレットのピアノソロ。」と乙女ちっく全開の自己紹介が。普通 、保育社では経歴しか記さないのに・・どうしたのでしょうか。

NO.157
日本の貝 昭和43年9月15日発行
波部忠重 著

 貝図鑑。海に持ち出して使うというより、家で眺めるための本。後半の解説部分に、それぞれ貝をあしらった切手が置かれているのが粋です。生きているままにオブジェである貝。形状の無限バリエーションにめまいがします。他の貝の死骸や小石を背負って成長するのはクマサカガイ。羅生門みたいです。グロテスクな美の骨頂。

NO.29
風景の科学  昭和50年7月5日発行
猪郷久義 著

「名勝と成因」とサブタイトルがつけられている。日本各地の名勝が紹介されているから旅行先の品定めにも役立つ。もちろん地学的解説にページが割かれているが、大人になって各地を旅行してから読むと理解度が違う。自然の作り出した奇観は、へんな薬を飲むよりずっとサイケデリックだ。時間とエネルギーのスケールに意識が遠のきます。自然の生み出す考えられない変な形に、人間は到底追いつけないでしょう。とくに、岩と植物の取り合わせは最高です。

 

 

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